IT学徒の出陣

IT学徒が学んだ情報技術の知識を共有致します。

Webサイトが本物かを見極めましょう!

皆様は、サイバーセキュリティにどれほど関心がありますでしょうか?皆様の関心に関わりなく、インターネットを利用している全ての方にはサイバー攻撃の危険がつきものです。


普段の生活でインターネットを使ってWebサイトへアクセスするときに、偽物のWebサイトにアクセスしていないかを確認しておりますでしょうか?していないという方は、ぜひ、次の確認方法を使ってみることをお勧め致します!


それは、Webサイトのディジタル証明書を確認することです!Webサイトのディジタル証明書のルート証明書が何になっているかがとても重要です!特にクレジットカードや個人情報を使うサイトでは、ルート証明書がEV(Extended Validation)であれば信頼性がとても高いです!


ルート証明書には3種類あります。それはルート認証局からディジタル証明書を発行する際の審査基準の厳しさの順に分けることができます。その審査基準で一番厳しいものが、EV(Extended Validation)なのです!


EV(Extended Validation)では、ドメインアドレスが実際に存在し、物理的な組織が実際に存在し、法的にも実効性を伴い運営実態がある組織が存在していることの全てを審査致します。


そのため、偽物のWebサイトにはEV(Extended Validation)のディジタル証明書は基本的には発行されることがありません。従いまして、Webサイトにアクセスし、個人情報を扱うページに遷移する前に、そのWebサイトのディジタル証明書がEV(Extended Validation)になっているかどうかを確認いただくことをお勧め致します!


しかしながら、EV(Extended Validation)の証明書があるWebサイトでしたら絶対に安全かと言えば残念ながらそうとは限りません。例えば、Webサイトが改竄されていた場合、サイバー攻撃者に個人情報などを盗み取られる可能性があります。


また、個人情報を扱うような高い機密性が要求されるWebサイトであっても、EV(Extended Validation)のルート証明書でないこともあります。


そのため、インターネットを利用している以上、サイバー攻撃の脅威から絶対に安全なWebサイトを見つける手段は基本的には存在しません。


とは言え、ご自身でできる限りのサイバー防御の行動と対策をすることで、サイバー攻撃の被害を最小化することができるかと存じます。


まずは、サイバー攻撃手法を知って、自分ができる対策を今すぐに行いましょう!